バイオリンの弓の扱い方とメンテナンス


弓の毛について

使用頻度にもよりますが、半年~1年に1度は弓の毛替えをおすすめします。弓の毛替えのサインは以下の通りです。

・松やにの付きが悪くなる

毛が切れて量が少なくなる

・毛の色が悪くなる

・弾いた時毛が滑る感覚がする。

♪弓の毛を長持ちさせるコツ

弓の毛を手で触らない、しまうときは必ず毛をゆるめる、弾く時に圧力をかけすぎる等毛に無駄な負担をかけない

 

皮、銀線巻きについて

長い間使っていると、弓を持つ部分の皮が剥がれたり、銀線がほつれてきたりします。放っておくと、木が傷んでしまうので、気が付いたらすぐに工房に持って行きましょう。

 

松脂について

毛に引っ掛かりがなくなったと感じたら、1~2往復程度塗りましょう。

弾き方や音の好みによる部分もありますので、塗る頻度、量など色々試してみましょう。

♪松脂を長持ちさせるコツ

・塗り溝を作らず常に平らになるように使う

・付属の布やケースからはずさない

・直接手で触らない

・ツルッと滑って落とさない

♪選び方

濃い目の色…粘り気が強く、弾いた時の引っ掛かりも多い。パワフルな演奏をしたい方におすすめ。

透き通った色のもの…サラサラとした細かい粒子のタイプ。弾いた時の引っ掛かりが少なく滑らかな引き心地。